- 2011年9月17日 13:19
- 詩
少年の町には
5時になるとチャイムが鳴り響いていた。
まだまだ遊びたいけれど、
かくれんぼは、もうお終い。
チャイムが鳴っても遊んでいたら、
神隠しに合うよ、と、大人たちは言う。
少年はそのチャイムに寂しさを感じながら、
家に帰っていった。
神隠しは怖いから、
このままお家に帰ろう。
今日のごはんは、なんだろう。
次の日も、次の日も、
少年は理由もなく遊んだ。
ブランコから靴を飛ばし、
グラウンドでは鬼が追いかけてくる。
いつか、あの大きなタイヤが跳べるかな。
まだちょっと、背が足りないかな...。
たくさん練習した頃には、
夕暮れ時、またあのチャイムが鳴る。
神隠しは怖いから、
もう帰ったほうがいいかな。
もうちょっとだけ、大丈夫かな。
思い出と今を、
いったりきたり。
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